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便検査

潜血反応3 当浅草クリニックのおこなう潜血反応3(便中ヒトヘモグロビン)は、最近増加しつつある大腸疾患の免疫学的反応を利用した潜血反応です。 上部消化管(食道、胃、十二指腸)の出血には反応せず、大腸からの出血の有無を表すため、大腸疾患なかんづく大腸がんのスクリーニング検査なのです。
陽性反応 潜血反応3(便中ヒトヘモグロビン)が陽性の場合は、是非、大腸検査(注腸X線検査、大腸ファイバースコープ)をお受けください。

尿 検 査

検査時の注意点 尿検査は、テステープによる定性反応でおこなわれますが、女性の場合、生理中もしくはそのすぐ前後は原則的にこの検査を避けてください。止むを得ない場合は、必ず事前に申し出てください。
尿蛋白陽性 まず、疑われる疾患は、腎臓を含む下部尿路疾患です。腎炎、ネフローゼ、膀胱炎、膀胱腫瘍など尿潜血反応とともに出現します。 しかし、尿蛋白が陽性でも全て病気ではなく、生理的にも起立性蛋白尿もあり、すぐ治療の対象にならない無症候性蛋白尿もあります。
尿潜血陽性 テステープ法では、それがすぐに病的所見とは判定しにくく、例えばビタミン剤などの服用している場合、陽性に現れることがあります。このときは、沈渣の所見で赤血球の量が確実に教えてくれます。
尿糖陽性 糖尿病が疑われますが、必ずしも全て糖尿病とは診断されません。糖外性糖尿病である腎性糖尿などがあり、ただ糖尿病の疑いのみです。正式には血糖値の異常が大切ですので、尿糖陽性の方は是非血糖負荷試験をお受けください。